ホームタウン活動の現在地 ~ジェフ千葉 企画・地域担当インタビュー~ - 千葉フェライン|Chiba Verein


3ヶ月ごとのポスターカレンダーに変更し、話を聞く機会を増やした

CV:業務の中で、やりがいを感じる時、やって良かったと思った時はどんな時ですか?

佐藤:地元でお話を伺った方の中には、フクアリに一度も行ったことがない方もいらっしゃったので、ぜひフクアリにいらして下さいと案内したことがありました。試合を観て、次の週に「どうでした?」と訪ねていったら、すごく喜んでて、「楽しかった」と言ってくれました。こういう方が何名もいらっしゃったことが非常に嬉しかったですね。こうした方は以降もジェフのことを気にしてくれるようになっています。こうやって少しずつでもフクアリに来場してくらる方が増えたことを直接聞くと、非常にやりがいを感じますね。

ジェフはもちろんガンバ、セレッソでも活躍され、現在「企画・地域」を担当されている斎藤大輔氏

斎藤:ジェフではポスターカレンダーというものを作っていて、これを地元の商店街やサポーターにお配りしています。ポスターカレンダーをぜひお店の見える所に貼っていただきたいと持っていった時、最初は「(以前はそういったことが無かったのに)今になって持ってきて。ジェフなんか今は応援してないよ」と言われたこともありました。しかし何度もお店に足を運ぶことによって、少しずつ反応が変わっていって、気にしてくれるようになっていきました。最初は「こんなの貼らないよ」って言われたのが、「じゃぁこの辺りに貼っとくから」とか「お、いいね。新しいの持ってきてくれたんだ!」と言ってもらえるようになりました。実際にお店まで足を運んで、直接触れ合って話をすることが大事だなと物凄く感じます。たった1年であっても、足を運ぶことで皆さんの反応が変わってくるのは、本当に身を持って感じることができたので、それがやりがいに繋がっています。

佐藤:ポスターカレンダーは、今まではマスコットの写真を使った1年分のカレンダーでしたが、3ヶ月ごとにすると、年に3回、4回、地元のお店の方のお話を伺う機会が作れます。なので、3ヶ月ごとに変えました。そうやってコミュニケーションを取っていると、「次ないの?」とか「おお、やっと来た来た!」と言われることも増えたんです。非常に好意的に感じてくださっています。
今後もこれ以外にも地元でしかできないような、ジェフをより身近に感じてもらうきっかけ作りになるようなものを作れたら良いなと考えています。

CV:逆に、大変だったことは何だったでしょうか?

斎藤:何でしょうね・・・。「ホームタウンを話し合う会」の初回は、結構厳しい声が多かったですかね。

真剣な中にも、時折笑顔も交えながらインタビューさせていただきました。

佐藤:それまでクラブとして、地域の人に対して話を聞く機会があまりなかったんです。それで「ホームタウンを話し合う会」に参加させていただき、近隣の商店街の方も含めてお話を伺う機会ができましたが、初回は結構厳しい意見をいただきました。蘇我に来て(フクアリで試合をするようになって)7年くらいになりますが、非常にショックを受けました。けれど、それがきっかけで気付けたこともありました。J1で順風満帆で過ごし、観客も15,000人くらいは入ったままでいたら、こうした声はひょっとしたら拾えずに進んでいたかもしれません。

斎藤:ジェフに対して普段思っていること、ジェフに対する想いが非常に伝わってきましたよね。

佐藤:でも・・・最初は凹んだよね(斎藤氏に向かって)

斎藤:(苦笑)

佐藤:ですが先ほどの通り、何度もコミュニケーションを取ることで、商店街や「ホームタウンを話し合う会」の出席者の方々と良い関係が築けてきています。また千葉市では市長をはじめ職員の皆さんが、行政の中でプロのクラブを持てていることに誇りを感じていただいていて、千葉市とジェフのために、ということで日夜できることを一生懸命考えてくださっているので、我々としては非常に刺激になります。
例えば、千葉市中央区では、蘇我近隣の小中学校6校向けに、「あいさつ運動」を行いました(補足:2012年7月6日~13日の間)。挨拶の励行と子供たちの地域への愛着を育むことを目的として開催され、この時は井出選手とジェフィが参加しました。このイベントの時も、3人くらいの職員さんが毎朝来てくださっていました。またこれ以外にも「次は何をやりましょうかね」などと色々なお声がけをいただきます。これはやりがいを感じますね。

CV:斎藤さんは、選手・コーチからこうした仕事に代わるにあたり、非常に大変だったのではないかと思いましたが。

斎藤:現役時代やコーチの頃と比べると、生活のリズムが大きく変わりました。タイムスケジュールだけではなく、やることも大きく変わりましたので、そういう点では最初は大変だったと言えるかもしれません。ですが大変と感じることよりも、業務を通じて新たに気付くことが多く、非常にやりがいを感じています。街へ出て行って、行政とのやり取り、サポーターを増やすための活動、というのはこれからもどんどんやっていきたいと考えています。

ページ: 1 2 3